夕日の中の水槽

2001年9月22日
映画も公開される「冷静と情熱のあいだ」の文庫を買ってきた。
江国香織のと辻仁成の両方。
この前、この2冊が一冊に収められた愛蔵版がでたばかり
だというのに、もう文庫が出るなんて早い。
映画公開にあわせて文庫も、というかたちなんだろう。
単行本が出たばかりの頃、あちこちで書評を目にしたけど、
Rossoのほうがいいというものが多かった。
辻仁成のBluは順正が女々しくていやだというものだった。
元々順正が女々しいやつだとして書かれているのなら、
それはもしかしたらいい評価のかもしれない。

2冊のうちRossoから読み始めた。
少し読んだところで思った。文脈に関係なく。
江国香織の書く世界は
夕方の太陽が差し込む部屋の中にある水槽の水の中
のような感じ。
文にするととても変だけど。
物悲しい。そんなイメージ。

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